miraicleコラム
会話が弾まない理由
婚活コンサルタントの永田眞希です。
ある婚活女性(36才)からこんなレポートが来ました。
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『今日の昼頃に彼から連絡があり、私の仕事終わりに家の近くまで来てくださるとの事だったので、急遽会う事になりました。
私的には昨晩寝るのが遅かったので、早く帰って休みたかったのですが、わざわざ来て下さる気持ちが嬉しかったのと、自分が疲れている時に会ったらどんな気持ちになるか試してみたかったので会いました。
仕事終わりなので、今日あった1日の事を聞いたり話したりしたのですが、私の話に返ってくる返事は無表情で「そうなんですねー」「すごいですねー」のみで、全く楽しくなくて、すごく疲れました。
笑うでも無く、突っ込むでもなく、共感するでもなく、ただ「そうなんですねー」「すごいですねー」という感じだったので、逆に話を聴く側に回ろうと思って色々質問しました。・・とにかく疲れたの一言です。
ただ、彼もわざわざ少しの時間の為に会いに来てくれた気持ちはとても嬉しかったです』
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ここに登場する男性は全く無自覚で、逆に自分は楽しい時間だったので、まさか相手にそんな印象を与えているなんて思ってもみなくてショックを受けていました。
実は自分では気が付かなくても、話を聞いているときに無表情だったり、あいづちが棒読みだったりで、相手を疲れさせてしまうことがあるんです。すごくもったいないいですよね。
会話が苦手な人って少なくないと思います。それをカバーするために、会話に困らないよう、話のネタを準備したり、相手を褒めたり・・見えないところで努力や準備をされている人も沢山いらっしゃると思うんです。
だけど、そんなときに忘れがちなのが「楽しそうに話を聞く姿勢」なんです。
会話が苦手だと、つい「何か話さなきゃ!」と自分で自分を追い立てていることが多く、相手が話しているときも頭の中で「次は何を話そう・・」と考えて、ちゃんと相手の話を聞けていないことがあります。
すると相手の話が半分くらいしか耳に入らなくて、薄いリアクションになったり、無表情になったり、いい突っ込みができなくて、結局、会話がイマイチ盛り上がらないのです。
話が苦手な人は自分が頑張ってしゃべろう!と思うことよりも「頑張って聞こう!」「相手が気持ちよく話せるように場を盛り上げよう!」という意識にシフトした方が上手くいくかもしれませんんね。
喋っている人が気持ちよく喋れるかどうかは、聞く人の態度にかかっています。
楽しそうに聞いてくれたり、笑ってくれたり、共感してくれたり、突っ込んでくれたり、質問してくれたりすると、ますます乗ってきます。
人は自分が楽しく話せたら、自動的に聞き手を好きになるもの。
楽しい話は笑顔で聞き、面白い話は大いに笑う!「しっかり聞いていますよ!」というサインを、表情や態度でしっかり表しましょうね。
上手に話すより、上手に聞ける方が愛されるかもしれません。
投稿者:婚活コンサルタント永田眞希